【2月1日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)の女子シングルス決勝で、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)はセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に16連敗を喫した。――それでも本人は、この不名誉な記録をストップさせるため、努力を続けると宣言している。

 世界ランキングでは1つしか順位が違わないものの、シャラポワはこの10年間、セレーナにまったく歯が立たないでいる。

 31日の女子シングルス決勝では、高い集中力を発揮したセレーナが、エース18本と力強いサーブで違いを示すと同時に、通算19回目の四大大会(グランドスラム)制覇を達成して、テニス界のレジェンドとしての地位をさらに固めた。

 大会の結果次第では、ランキングが逆転する可能性もあったが、そのチャンスも手からこぼれ落ちた。それでもシャラポワは、セレーナへの挑戦権を手放さないためにも、これからも努力をして戦いつづけると語った。

 シャラポワは、「彼女にはあまり勝てていないけれど、セレーナのような選手と戦う舞台に上がれるのは、私にとってすごく良いこと」と語っている。

「なかなかうまくはいかないけれど、挑戦するチャンスは作れている。これからも、次のチャンスを作れずに、ただ家に帰るつもりはないわ。そんなの私じゃないし、そういう育ち方はしていない。私は強い選手と戦うことが好きなの」

「グランドスラムの決勝に勝ち進んで、そこでセレーナと対戦する機会を作る。みなさんは大変だって思うかもしれないけれど、私はそういう立場にいられることを幸せだと思っている」

「私は戦うことが好き。ベストの選手と対戦することが好きで、現時点でベストは彼女です」