【1月29日 AFP】米インターネット小売り大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)は28日、クラウドベースの電子メール・スケジュール管理サービス「WorkMail(ワークメール)」の提供を開始すると発表した。

 米マイクロソフト(Microsoft)の「アウトルック(Outlook)」などと直接競合するサービスで、これらの他サービスと現在契約中の法人が顧客対象とみられる。

 ユーザーは「現在使用している電子メールソフトを使って、電子メールの送受信や連絡先の管理、カレンダーの共有、資料の作成・保存ができる」という。アマゾンのクラウド部門「Amazon Web Services(アマゾン・ウェブサービシズ)」が運営し、1か月当たりの利用料は4ドル(約470円)、1ユーザー当たりのストレージ容量は50ギガバイトとなる。

 アマゾンは声明で「アウトルックとの互換性に全く問題はない。既存のディレクトリの移行や暗号化、データ保存場所の選択も容易で、受信箱の数に応じて利用料を払うだけだ」と説明している。(c)AFP