【1月28日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)は28日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-2、6-2で第11シードのドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)を下し、準決勝に進出した。

 四大大会(グランドスラム)通算18勝のセレーナは、前回大会ファイナリストのチブルコバを1時間5分で圧倒した。通算26回目となるグランドスラムの準決勝では、ノーシードで同胞のマディソン・キーズ(Madison Keys)と対戦する。

 セレーナは全豪で過去5回ベスト4に入っており、そのすべてで優勝を飾っている。

 姉のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)がキーズに敗れたことが闘志に火をつけたのか、セレーナは200キロ近いサーブから15本のサービスエースをたたき込み、小柄な相手をきりきり舞いさせた。

 セレーナは、ここまでの試合で見られた序盤のもたつきもなく、開始から集中しているように見えた。

 一方、対セレーナ戦は0勝4敗でこの試合を迎えたチブルコバは、最初のサービスゲームでいきなり2本のダブルフォールトを記録するなど硬さが見えたが、何とかこのゲームはキープした。

 しかしセレーナはその後、チブルコバの緩いセカンドサーブを狙い撃ちにして2度のブレークを難なく奪うと、自身のサービスゲームはまったく隙を与えずにキープした。

 結局セレーナは、最終ゲームの3本を含む8本のサービスエースを奪い、28分で第1セットを先取。一方的な展開は第2セットに入っても続き、最初のゲームをセレーナがブレークすると後はもう止まらなかった。(c)AFP