【1月27日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)は27日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は6-3、6-2で第7シードのユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)に快勝し、7度目の準決勝進出を果たした。

 四大大会(グランドスラム)で5度の優勝を誇るシャラポワは、次戦で第10シードのエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova、ロシア)と対戦する。

 2008年大会覇者で27歳のシャラポワは、今大会で優勝を飾り、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)から女王の座を奪還したいと考えている。

 シャラポワは、自身と比較されることも多い20歳のブシャールを、全仏オープンテニス(French Open 2014)でも下しており、対戦成績を4勝0敗に伸ばした。ブシャールにとっては、2年連続で4強入りするチャンスを逃したことになる。

「一歩も引き下がらないつもりでいた。(ブシャールが)積極的に攻めてくることが分かっていたから」と語ったシャラポワは、第1セットの序盤でブレークを奪うと、自身のサービスゲームを確実にキープし、第9ゲームで再びブレークして、これを先取した。

 幼少期からの憧れの存在であるシャラポワを前にしたブシャールは、緊張を隠せない様子だったが、試合が進むにつれて自身のプレーを取り戻していった。

 しかし、第2セットでもエラーが続いたブシャールは、再び2度のブレークを許すと、1時間18分でシャラポワの前に屈した。(c)AFP