【1月26日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)で24日、来月発表予定の米アカデミー賞(Academy Awards)の前哨戦ともいわれる全米製作者組合(Producers Guild of AmericaPGA)賞が発表され、米ダークコメディー映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance))』が最高賞を受賞した。

 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(Alejandro Gonzalez Inarritu)監督が手掛けた同作品は、アカデミー賞の主要なライバルで業界内での人気も高い他の候補作品を退けトップに立った。アカデミー賞には同作品の他、子どもから大人に成長する姿を描いた『6才のボクが、大人になるまで。(Boyhood)』、スタイリッシュなミステリー作品『グランド・ブダペスト・ホテル(The Grand Budapest Hotel)』、第2次世界大戦中の暗号解読がテーマのサスペンス映画『イミテーション・ゲーム(The Imitation Game)』などがノミネートされている。

『バードマン あるいは』は、今年のPGA賞で最多の4部門にノミネートされていた。

 映画ファンから人気の高い『LEGO(R)ムービー(The Lego Movie)』は、アニメーション賞を受賞。同作品は、アカデミー賞のノミネートを逃している。また、スティーブ・ジェームス(Steve James)監督の『Life Itself』は、ドキュメンタリー賞を受賞した。

 動画サービス大手ネットフリックス(Netflix)で配信のクライムコメディー『Orange Is The New Black』は、コメディー賞を受賞。また、ミニシリーズの『FARGO/ファーゴ(Fargo)』が、テレビ賞を受賞した。(c)AFP