【1月26日 AFP】英国で25日、同国の情報機関、政府通信本部(GCHQ)長官を装ったいたずら電話がデービッド・キャメロン(David Cameron)首相につながれる不手際があり、政府はセキュリティー対策の見直しを迫られている。英政府報道官が明らかにした。

 報道官によると、GCHQのロバート・ハニガン(Robert Hannigan)長官の名を語った電話があり、キャメロン首相の公用の携帯電話番号につながれた。首相は電話をかけてきた人物と「短い」会話を交わした後、すぐに偽者だと気づいて電話を切ったため、機密情報が漏れた恐れはないという。

 同日にはこれに先立ち、GCHQにもいたずら電話があり、ハニガン長官の携帯電話番号が流出していた。報道官によると、英政府へのいたずら電話が2件相次いだことを受け、注意を呼び掛ける通達が政府の全部署に出された。(c)AFP