【1月26日 AFP】ベルギー・ジュピラーリーグのスタンダール・リエージュ(Standard de Liege)のサポーターが25日、元主将で現在ライバルクラブのRSCアンデルレヒト(RSC Anderlecht)に所属するスティーブン・ドフュール(Steven Defour)が打ち首にされた様子を描いた横断幕を広げ、物議を醸している。

 横断幕には、マスクをつけた人物が右手に血の付いたなた、左手にドフュールの打ち首された頭を手にしているイラストが描かれ、「赤か死か」という文言が添えられている(赤はスタンダールのチームカラー)。

 ドフュールはこの日行われた両クラブの対戦で退場処分となり、試合は2-0でスタンダールが勝利した。

 スタンダールの主将として2度のリーグ優勝に貢献したドフュールは、FCポルト(FC Porto)で3シーズン過ごした後、今季初めにアンデルレヒトへ加入した。

 ベルギーサッカー協会(KBVB)の役員の一人は「この横断幕は悪趣味で、スタンダールにとってもアンデルレヒトにとっても受け入れがたいものだ。これを禁止する規則はないが、何かできることがないか確かめる必要がある」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 ジュピラーリーグのティボー・デヘント(Thibault De Gendt)取締役は、「子供の前で広げられており、胸が悪くなる。もう二度と目にしたくない」と語っている。(c)AFP