【1月26日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)は25日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第6シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-4、6-7、6-3、7-5で第10シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を退け、準々決勝進出を決めた。

 4セットの末にディミトロフを下したマレーは、次戦でオーストラリアの新星ニック・キリオス(Nick Kyrgios)と対戦する。

 英国のスター選手は、第4セットで2-5とディミトロフにリードを許しながら、ここから驚異の逆転劇をみせ、試合をフルセットに持ち込むことを阻んだ。

 四大大会(グランドスラム)を2度制しながら、メルボルン(Melbourne)では過去3度の準優勝に終わっているマレーは、準々決勝でキリオスを応援する地元ファンの声援に負けない力強いプレーを見せつける必要がある。

 マレーはこの日、ファーストサーブ成功率67パーセントと42本のウイナーを記録、ディミトロフのサービスゲームを7度ブレークした。

 ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で3時間32分の激闘を終えたマレーは、「最後はラッキーだった。何度かコードボールが僕の味方をしてくれた」とコメントしている。

 実際、マレーのマッチポイントもコードボールによる得点だった。

「多くのゲームは接戦で、ポイントの取り合いが続いた。試合の流れも終始変化し続けていた」

「グリゴールは素晴らしいアスリートで、コート内での動きが素早く機敏だ。他の選手には打てないショットも持っている。最終的に勝てて、ただただうれしい」

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