【1月25日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)は25日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は6-3、6-0で第21シードの彭帥(Shuai Peng、ポン・シュアイ、中国)を下し、準々決勝に進出した。

 四大大会(グランドスラム)を5度制し、全豪では2008年にタイトルを獲得しているシャラポワは、最後は力強く試合を締め、ストレートの完勝を収めた。準々決勝では、第7シードの新星ユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)と対戦する。

 シャラポワの4勝1敗という対戦成績で試合を迎えた両者は、序盤は互角の戦いを繰り広げたが、途中から流れは一気にシャラポワに傾いていった。

 第1セット半ばまでは、シャラポワの強力なフォアハンドに彭が粘りで対抗する形でお互いにブレークを奪い合ったが、2回戦で敗退寸前の危機を乗り切ったシャラポワは次第に攻勢を強め、フォアハンドで相手のネットを誘って2つ目のブレークを奪取すると、結局39分でこのセットをものにした。

 それでも第2セットの立ち上がりに全力を注いだ彭は、第1ゲームは13分にわたって粘り、なんとかして序盤にブレークを許すのは避けようとした。

 しかし、2度まで防いだブレークポイントも3度目はしのぎきれず。そこからはシャラポワが一方的に試合を進め、サービスエースでマッチポイントを握ると、最後はバックハンドショットをクロスに決め、6-0で試合を締めた。(c)AFP