【1月24日 AFP】香港(Hong Kong)で宝飾店から3600万香港ドル(約5億5000万円)の価値があるダイヤモンドの首飾りが盗まれた事件に絡み、警察が12~14歳の間とみられる少女の行方を追っている。

 警察によれば、少女は一緒に店に入った30~40代の女2人、男1人が客を装って品物を選ぶふりをしていた間に首飾りを盗んだとみられている。少女を含む4人が店を出た後になって、店員は首飾りがなくなったことに気付いた。

 香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(South China Morning Post)によると、少女は店員が気を取られている間に引き出しを開けて、陳列ケースの鍵を取り出したとみられている。首飾りには100カラットのゴールドと30個を超えるダイヤモンドがあしらわれており、警察は3600万香港ドルの価値があるとしている。

 被害に遭った店は九龍(Kowloon)半島の繁華街、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)にある宝石店だと地元では報じられているが、AFPが取材したところ店側から回答は得られなかった。監視カメラに捉えられた繁華街を去る少女は細身で、黒のズボンと青いシャツ、グレーのフード付きの上着を着ていた。(c)AFP