【1月22日 AFP】ヨルダンの首都アンマン(Amman)を離陸し、ニューヨーク(New York)に向かって大西洋上を飛行中だったヨルダン航空(Royal Jordanian)機の機内で、ヨルダン人の女性客(33)が突然産気づき、女児を出産するハプニングがあった。早産だったものの、母子ともに健康という。関係者が21日、明らかにした。

 ヨルダン航空とニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(Port Authority of New York and New Jersey)の関係者によると、同航空261便に搭乗していた女性客は、偶然に乗り合わせていた医師と看護師の助けを借り、着陸の4時間前、ニューヨーク時間の20日午後5時半(日本時間21日午前7時半)ごろに女児を出産した。

 ヨルダン航空によれば、機長は当初、カナダ国内の空港への緊急着陸を試みようとしたものの、女性が無事出産したとの報告を受け、ニューヨークに向けての飛行を継続。同航空の規定では、単胎妊娠の場合36週目まで、双子以上の多胎妊娠の場合は32週目まで搭乗が可能となっており、同日出産した女性は、妊娠31週目だったという。(c)AFP