【1月20日 AFP】ケニアのある村で、本を盗んだとされるスクールバスの運転手が、疑いを晴らすために「呪術師」と称する女性が醸造して作った「真実の薬」を飲んだところ死亡したことから、村人の間で激しい抗議が起きている。

 20日の報道によると、事件はケニア南西部のキシイ(Kisii)で起きた。同地の学校で教科書が盗まれたことをうけ、学校側が盗んだ人物を探し出すために「呪術師」を呼んだ。

 地元の警察署長は地元紙デーリー・ネーション(Daily Nation)に「33歳の運転手は無実を証明するために、『混合物』を飲むことをあえて自ら申し出た。飲んだ途端に意識を失い死亡した」と語った。

 この事件に激怒起した村人たちは学校運営側に報復しようと、スクールバスや副校長の家に放火した。(c)AFP