【1月20日 AFP】サッカー日本代表の主将を務める長谷部誠(Makoto Hasebe)は19日、第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)の審判のレベルに苦言を呈し、罰金処分を科されたACミラン(AC Milan)の本田圭佑(Keisuke Honda)を擁護した。

 4-0で勝利したパレスチナ戦の後、審判のレベルに意見した本田は、罰金5000ドル(約58万円)を科された。

 日本のハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)監督は、問題が内々に解決されたとしているが、長谷部は本田のコメントを支持し、試合の進め方に「困惑」していると話した。

「圭佑が言っていることは僕らも理解できる」とした長谷部は、「欧州のトップレベルでプレーしている選手も多いので、ギャップを感じる部分はある」とした。

 フランクフルト(Eintracht Frankfurt)で中盤を担う長谷部は、「日本の選手はみんな圭佑と同じように感じているはず。でも、人生には納得できなくても受け入れなければならないことがある」としている。

 本田はカタール人のアブドゥッラフマーン・フセイン(Abdulrahman Hussain)主審について、「僕らが接触するたびにファウルを取られて、まるでバスケットボールのようだった」とし、「審判のレベルについて何らかの対策を講じる必要があると思う」と話していた。

 アギーレ監督は本田に対し、今後、自分の考えは自分の中だけにとどめておくよう注意したという。

「圭佑は大会の規則に違反し、罰則を受けた。これについて、彼とは言葉を交わしたし、二度と同じ過ちは犯さない」

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