【1月17日 AFP】台湾南部・高雄(Kaohsiung)にあるインターネットカフェで、3日間にわたってゲームを続けていた男性が死亡した。台湾では同様の事故が今年に入って2例目だという。地元のメディアが17日、報じた。

 同市にあるインターネットカフェの椅子にぐったりと座って亡くなっていたのは、現在のところ姓しか公表されていない謝(Hsieh)さん(32)。

 台北時報(Taipei Times)が報じたところによれば、店内にいた他の客らは当初、謝さんが眠っていると思っていた。従業員の1人が息をしていないことに気付き、謝さんは病院に救急搬送されたものの、死亡が確認された。医師によると死因は心不全とみられ、長時間にわたってコンピューター・ゲームを続けていたことによる「突然死」だという。

 同紙はまた、「謝さんは常連客で、いつも数日続けてゲームをしていた。疲れるとテーブルにうつぶせて眠るか、椅子に体を沈めて寝ていた。それで私たちは最初、彼の状況に気付かなかった」という従業員の話を伝えている。謝さんは「戦闘ゲーム」をしていたとされているが、死亡時に何のゲームをしていたのかは不明だ。

 今月1日には新北市(New Taipei City)のインターネットカフェで、5日間続けてビデオゲームをしていた38歳の男性が死亡しているのが見つかった。

 警察によると、謝さんとこの男性どちらの場合も店内にいた他の客らは無関心で、警察が証拠収集のために2人が使っていたテーブルの周囲に規制線を張った後も、それぞれゲームを続けていたという。(c)AFP