【1月12日 AFP】14-15スペイン1部リーグは11日、第18節の試合が行われ、リオネル・メッシ(Lionel Messi)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)のトリオが得点したFCバルセロナ(FC Barcelona)は3-1でアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を退けた。

 カンプ・ノウ(Camp Nou stadium)での将来が疑問視されるメッシだが、前半12分にネイマールの先制点をお膳立て。するとその後、再び自らのパスでスアレスのゴールにつなげた。

 それでもメッシは、アトレティコの得点にも貢献してしまう。後半、ペナルティーエリア内でヘスス・ガメス(Jesus Gamez)を倒したと判定されたメッシはPKを献上。これをマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)が沈めて、アトレティコが1点差と迫った。

 しかし、それで終わらないのがメッシ。後半42分にゴール手前からメッシが押し込み、バルセロナが勝ち点3を手に入れた。

 この結果、バルセロナは首位レアル・マドリード(Real Madrid)と勝ち点1差の2位に。アトレティコは同4差の3位となっているが、レアルは1試合消化が少ない。

 バルセロナは前節、0-1でレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に予期せぬ敗戦を喫し、ピッチ内外で問題を抱えることになった。

 スポーツディレクターのアンドニ ・スビサレッタ(Andoni Zubizarreta)氏が解任されたのに続き、ジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長が、クラブの緊張感を取り除くため、今季終了後に会長選挙を行うことを発表。

 さらには、メッシとの関係性が疑問視されるルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督が、解任の危機に立たされているとも報じられた。

 エンリケ監督は、勝ち点を積み重ねることでその疑問を払拭(ふっしょく)したいとしている。

「状況を落ち着かせることができるのは、勝利のみだ。選手たちに勝利の方程式を伝え、できるだけ戦力を高める必要がある。タイトルを獲得できるかできないかが、私の時代の評価につながるだろう」

(c)AFP/Kieran CANNING