【1月11日 AFP】テニス男女混合国別対抗戦、第27回ホップマンカップ(Hopman Cup XXVII)は10日、オーストラリアのパース(Perth)で決勝が行われ、アニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska)が値千金の勝利を挙げたポーランドが2-1で米国を下し、大会初優勝を飾った。

 世界ランク5位のラドワンスカと初出場のイェジ・ヤノヴィッツ(Jerzy Janowicz)を擁するポーランドは、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)とジョン・イズナー(John Isner)の米国ペアを破り、昨年大会の決勝でフランスのアリーゼ・コルネ(Alize Cornet)/ジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)組に敗れた雪辱を果たした。

 ラドワンスカは、9度目の対戦で初めて世界ランク1位のセレーナを下した。

 3度目のホップマンカップ制覇を目指していたセレーナだが、2時間あまりの試合の中で、アンフォーストエラーを連発した。

 第2セットでは苦戦を強いられたラドワンスカだが、最後は6-4、6-7、6-1でセレーナを下し、今月メルボルン(Melbourne)で行われる全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)に弾みをつけた。

「今日は自分のベストのテニスができたことが本当にうれしい」と語ったラドワンスカは、「セレーナとの対戦では、何が起こるか分からない。スコアに関係なく、彼女は強い選手よ」とした。

 男子シングルスでは、イズナーが7-6、6-4でヤノヴィッツを下し、混合ダブルスに望みをつないだ。

 しかし混合ダブルスでは、微妙な判定をめぐりセレーナが怒りを爆発させ、審判を「嘘つき」呼ばわり。怒りの収まらないセレーナは、ブレークポイントの重要なショットを失敗するなどプレーが安定せず、ポーランドが7-5、6-3で白星を挙げた。(c)AFP