【1月5日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)で4年ぶりの戴冠を目指すサッカー日本代表にとって、ハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)監督の八百長スキャンダルは悩みの種になっている。

 56歳のメキシコ人監督は、2011年5月に行われたスペイン1部リーグの試合で八百長に関与したとして、来月にもスペイン東部バレンシア(Valencia)の裁判所に出頭することになっている。この問題は、日本サッカー協会(JFA)の名誉を傷つけたと同時に、今月オーストラリアで開幕するアジアカップに向けて調整する日本代表にとっても、なにやら落ち着かない状況となっている。

 アギーレ監督は自身の潔白を主張しているが、JFA幹部は、アジアカップ連覇を目指す日本代表への影響を考え不快感をあらわにしており、6月から始まる2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)のアジア予選にも、スキャンダルが影を落とす可能性がある。

 第15回アジアカップ(AFC Asian Cup 2011)決勝で、オーストラリアを1-0で下し4度目の優勝を飾った日本は、今大会でグループDに入っており、ヨルダン、パレスチナ、そして2007年の王者イラクと対戦する。