【1月3日 Relaxnews】世界で旅行者向けの民泊料金が最も安い都市はカナダのトロント(Toronto)との統計結果を、ホームステイ予約サイト「Homestay.com(ホームステイ・ドット・コム)」がこのほど発表した。一方、民泊料金が最も高い都市は英スコットランド(Scotland)のグラスゴー(Glasgow)だった。

 ホームステイ・ドット・コムが発表した2014年版「ホームステイ・インデックス(Homestay Index)」によると、バジェットトラベラー(低予算の旅行者)向けに一般家庭や家主が提供する部屋代は、カナダ最大都市のトロントで1泊あたり平均20ドル(約2400円)だったのに対し、最も高かったグラスゴーでは平均61ドル(約7350円)だった。

 「ホームステイ・インデックス」は利用者やホスト(宿泊部屋の提供者)のフィードバックや同業界の調査結果などを、ホームステイ・ドット・コムが今回初めてまとめたもので、民泊利用者の半数近い47%は18~29歳の若者たちだった。

 また、2014年に同サイトからの民泊予約が最も多かった都市はロンドン(London、英国)で、2位がダブリン(Dublin、アイルランド)、3位がハバナ(Havana、キューバ)だった。ホストの数が最も多かったのはサンパウロ(Sao Paulo、ブラジル)だった。

 ホームステイ・ドット・コムがまとめた民泊料金が最も高い都市トップ10と安い都市トップ10は以下のとおり。

■民泊料金が高い都市トップ10(1泊の宿泊料)

1位 グラスゴー 61ドル(約7350円)
2位 ローマ(Rome、イタリア) 60ドル(約7200円)
3位 アムステルダム(Amsterdam、オランダ) 57ドル(約6850円)
4位 パリ(Paris) 54ドル(約6500円)
5位 サンフランシスコ(San Francisco) 53ドル(約6400円)
6位 シンガポール 51ドル(約6100円)
7位 ロンドン 50ドル(約6000円)
8位 フィレンツェ(Florence、イタリア) 49ドル(約5900円)
8位 ニューヨーク(New York) 49ドル(同上)
10位 京都(Kyoto) 46ドル(約5500円)

■民泊料金が安い都市トップ10

1位 トロント 20ドル(約2400円)
1位 アリカンテ(Alicante、スペイン) 20ドル(同上)
3位 サンティアゴ(Santiago、チリ) 22ドル(約2650円)
3位 ダーウィン(Darwin、豪) 22ドル(同上)
5位 モントリオール(Montreal、カナダ) 23ドル(約2800円)
6位 ブエノスアイレス(Buenos Aires、アルゼンチン) 24ドル(約2900円)
6位 ベルリン(Berlin、ドイツ) 24ドル(同上)
6位 マドリード(Madrid、スペイン) 24ドル(同上)
9位 ソウル(Seoul、韓国) 25ドル(約3000円)
10位 バンクーバー(Vancouver、カナダ) 26ドル(約3100円)

(c)Relaxnews/AFPBB News