【12月26日 AFP】コンゴ民主共和国(旧ザイール)で22日、定員超過の客船がコンゴ川(Congo River)で岩に衝突して沈没し、少なくとも30人が死亡した。

 当局者が26日に語ったところによると、事故が起きたのは、北東部キサンガニ(Kisangani)の北方35キロにあるヤクス(Yakusu)村の近く。捜索活動は続いているが、これまでに105人が救出されたほか、30人の遺体が収容された。

 また客船の行き先だったイサンギ(Isangi)では25日、事故で親族らを亡くした若者たちが、当局側の対応を不満として水上警察や海軍機関などに火をつけるなど暴徒化したという

 コンゴの河川や湖では、定員超過や整備不足、救命胴衣を装備していないなどのために船舶事故が後を絶たたず、今年に入ってから3月に210人、今月にも129人が死亡する沈没事故が起きている。(c)AFP