【12月26日 AFP】ロシアの8歳のスーパーモデル、クリスティーナ・ピメノバ(Kristina Pimenova)ちゃんは「世界一美しい少女」と呼ばれているが、母親いわく本人は自分の世界的な人気を全く知らないという。

 3歳からキャットウオークに立ち、アルマーニ(Armani)やロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)のモデルをしてきたクリスティーナちゃんは、その大きな青い瞳と魔法のような笑顔で知られ、交流サイト(SNS)のフェイスブック(Facebook)で250万人のファン、写真共有SNSのインスタグラム(Instagram)で50万人近いフォロワーを獲得している。

「クリスティーナはとても控えめな女の子よ。熱狂的な人気については分かっていない」と母親のグリケリア・ピメノバ(Glikeria Pimenova)さんはAFPの取材に語った。グリケリアさん自らも昔、モデルをしていた。「クリスティーナは『人気』という言葉を耳にしていないの。家ではその単語を使わないから」とグリケリアさんは語る。

 だが大勢のファンがいることとは別に、「ピメノバ現象」は多くの人をハラハラさせたり怒らせたりしている──彼女の写真は幼い少女にしては官能的すぎるというのだ。骨董品のタイプライターの隣で、ミニスカートをはき太ももを露わにして座るクリスティーナちゃんの写真について、あるファンは「セクシーすぎるのに幼すぎる」とコメントした。また別のファンは「子どもらしさを忘れちゃダメだ」と書き込んだ。

 だが、グリケリアさんはこういった批判を一蹴する。12月27日で9歳になったクリスティーナちゃんのソーシャルメディアのアカウント管理と日々の更新を行っているのは、母親のグリケリアさんだ。「もしも誰かが写真に異常な反応を示しても、それは私のせいではない」

 クリスティーナちゃんが着ているのは子供用の服だけで、モデル写真の撮影でもメークをすることはほとんどないと、グリケリアさんは反論する。「写真撮影はクリスティーナの人生の中のほんのわずかな時間しか使っていない。クリスティーナはとても慎重に(仕事を)選んでいるから。そうでなければ、ほとんど毎日仕事をすることになっていたでしょう」とグリケリアさんは述べた。