【12月17日 AFP】2015年にロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入りを果たすミュージシャンが16日、明らかになった。新たに殿堂入りするのは、米パンクロックバンド「グリーン・デイ(Green Day)」や1972年のヒット曲「リーン・オン・ミー(Lean on Me)で知られる歌手のビル・ウィザース(Bill Withers)、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ(Joan Jett & the Blackhearts)など。

 既に他界したミュージシャンも選ばれている。1996年にバンドとして殿堂入りしているアートロックバンド「ベルベット・アンダーグラウンド(Velvet Underground)」のリーダー、ルー・リード(Lou Reed)、米ブルース・ギタリストのスティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)、ブルース歌手のポール・バターフィールド(Paul Butterfield)の3人だ。

 レコードデビューしてから25年以上のミュージシャンが対象となる「ロックの殿堂」では、存命か否かは問われない。

 2015年はロックの殿堂にとって30回目を数える節目の年となる。式典は、ロックの殿堂がある米オハイオ(Ohio)州クリーブランド(Cleveland)で4月18日に行われ、新たに殿堂入りするミュージシャンらも出演する予定。

「The Award For Musical Excellence」カテゴリーでは、ビートルズ(Beatles)元メンバーのリンゴ・スター(Ringo Starr)の殿堂入りも決まった。グループとしては既に果たしているが、これでビートルズの元メンバー4人それぞれが名を連ねることになった。また、リズムアンドブルースの「The"5"Royales」も早期の音楽界に与えた影響が評価され「Early Influence」カテゴリーで殿堂入りする。

 殿堂入りするミュージシャンは、700人以上を超えるアーティストや専門家たちの投票によって選定される。ファン投票も行われる。

 2015年の候補には、クラフトワーク(Kraftwerk)、ザ・スミス(The Smiths)、N.W.A.らの名が挙がっていた。(c)AFP