【12月16日 AFP】中国で執行猶予付き死刑判決が確定している劉志軍(Liu Zhijun)元鉄道相の汚職事件をめぐり、元鉄道相と共謀したとされる女性実業家、丁書苗(Ding Shumiao、別名・丁羽心、Ding Yuxin)被告(59)に対し16日、懲役20年、罰金25億元(約475億円)の判決が下された。

 北京(Beijing)の第2中級人民法院(地裁)によると、丁被告は「手数料」と称して20億元(約380億円)を受け取り、企業計23社が関わる鉄道事業57件について劉元鉄道相を支援した。また元鉄道相に4900万元(約9億2000万円)を贈った他、政治家に性的な接待も手配した。

 劉元鉄道相は鉄道事業に関連し、6000万元(約11億円)相当の賄賂を受け取った罪で昨年7月に執行猶予付きの死刑を言い渡されている。(c)AFP