【12月16日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は15日、国際宇宙ステーション(International Space StationISS)から撮影した「長靴形」のイタリア半島と、その「つま先」に位置するシチリア(Sicily)島の夜景写真を公開した。

 晴れた夜に東の方角を向いて同半島を撮影したこの写真では、主に沿岸部と北部のポー川(Po River)流域(写真左)に灯りが連なり、人口が集中していることを示している。

 またローマ(Rome)とナポリ(Naples)、さらにサルデーニャ(Sardinia)島のカリャリ(Cagliari)とシチリア島のカターニア(Catania)といった都市が、最も明るく輝いている。

 カターニアに隣接した円形の小さな暗い部分は、活発な活火山であるエトナ(Etna)山の斜面に当たる。また、ローマからポー川流域にかけて光が霞んでいるのは、上空に薄い雲がかかっているためとみられる。また右下にはマルタ(Malta)島が見える。(c)AFP