【12月11日 AFP】国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)が開催中の南米ペルーの首都リマ(Lima)で10日、地球資源の搾取に反対するデモ行進が行われ、主催者発表で1万5000人が参加した。

 抗議者らは、暑い日差しの中、リズミカルなドラムとブラスバンドの伴奏に合わせ、都心のエル・カンポ・デ・マルテ(El Campo de Marte)公園からプラサ・サン・マルティン(Plaza San Martin)までの2キロの距離をカーニバルのように練り歩いた。

 警察は参加者数を1800人と推定しているが、現場のAFP記者によるとその数倍の人数が参加していた。

 1日から12日までリマで開催されているCOP20の目的は、2015年12月にフランス・パリ(Paris)で開催される会議で、増加を続ける温室効果ガス排出量の大幅削減を定めた条約制定への道を開くことにある。

 デモ行進の参加者らは「100%クリーンエネルギー」や「命の価値は金より重い」などといったプラカードを掲げ、街を練り歩いた。(c)AFP/Mariette LE ROUX