【12月10日 AFP】南アフリカの自宅で発砲し交際相手の女性を死なせたとして、過失致死罪で禁錮5年の有罪判決を受けたオスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)被告(28)に対する検察側の上訴申請の可否を判断する公判が10日、開かれ、過失致死罪の判決に対する上訴を認める判断が下された。だが量刑に対する上訴は認められなかった。

 トコジール・マシパ(Thokozile Masipa)判事は「最高裁で目的が達成される見通しの可能性がほとんどないとは言えない」と述べ、上訴を認めた。

 ピストリウス被告は2013年2月14日のバレンタインデーに、侵入者だと思い込みトイレのドア越しに交際相手だったリーバ・スティンカンプ(Reeva Steenkamp)さんに4回発砲し、死亡させた。10月に禁錮5年の有罪判決を言い渡されたが、事実上、南アフリカの首都プレトリア(Pretoria)の刑務所で10か月服役するだけで出所する可能性がある。(c)AFP