【12月8日 AFP】陸上、元男子棒高跳びのセルゲイ・ブブカ(Sergey Bubka、ウクライナ)氏は7日、ロシアの陸上選手団にドーピングがまん延しているとの疑惑に「ショックを受けた」と明かした。

 ドイツのテレビ番組が報じたロシアの国ぐるみでのドーピングについて、同国側は強く否定しており、ロシア陸上競技連盟(ARAF)は法的措置も辞さない構えを見せている。

 国際陸上競技連盟(IAAF)の副会長で、国際オリンピック委員会(IOC)の理事も務めるブブカ氏は、ドイツ公共放送連盟(ARD)が放映したドキュメンタリーは「極めて重大だ」と語った。

 声明でブブカ氏は、「大きなショックを受けている。われわれのスポーツの品位を守るためにも、透明性のある素早い取り組みが必要だと考えている」とコメントした。

「ドーピングに対してはいかなるものも容認してはならないと考えている。21世紀のスポーツにとって最大の脅威に対し、容赦なく毅然(きぜん)としなければならない」

(c)AFP