【12月3日 AFP】テニス、インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(International Premier Tennis LeagueIPTL)は2日、シンガポールで4日目が行われ、DBSシンガポール・スラマーズ(DBS Singapore Slammers)のアンドレ・アガシ(Andre Agassi、米国)は3-6でマニラ・マーベリックス(Manila Mavericks)のマーク・フィリプーシス(Mark Philippoussis、オーストラリア)に敗れ「ものすごく不快だった」としながらも、大会は存続すべきだと主張した。

 四大大会(グランドスラム)通算8勝を誇る44歳のアガシは、ベテラン同士の対戦で黒星を喫し、チームも21-29で敗れた。

 20秒時計にせかされながら進む1セットマッチについて、アガシは、積年のライバルでグランドスラムを14度制したピート・サンプラス(Pete Sampras)氏との対戦に似た緊張感があると話した。

 シンガポール・インドア・スタジアム(Singapore Indoor Stadium)に集まった報道陣に対し、「今日はものすごく不快だった」とコメントしたアガシは、「重圧に負けた・・・ピートとの試合で何度も味わったものだ。サーブを打つときに1秒でも集中を失ったら、セットが台無しになる可能性がある」とした。

「だから、すべてのポイントが重要なんだ。それも試合の一部。この大会では、それが全員の全試合に当てはまる。最高級のテニスはなかなかできない環境だね」

 アガシは、フィリピンのマニラ(Manila)で開幕したばかりの今大会について、軌道に乗るまでは問題が出てくるだろうとしながら、「一日ごとに改善するだろう。まだ始まって数日だ。少しずつ慣れてきている」と語った。

「テニスのすべての大会がこの形式になることはない。これは一つのバージョンだ。テニスは長い伝統があるスポーツだからね」

「私の意見では、これが補助的な役割を果たせばいいと思う。この形式のおかげで、勝利につながる試合もあると思うんだ」

(c)AFP/Talek HARRIS