【12月2日 MODE PRESS】愛知県・瀬戸市の陶磁器を集めた「瀬戸焼ブランド発表会 made in Seto」が、東京・表参道のスパイラルガーデンで3日まで開催されている。

 1000年以上の歴史と伝統を誇る「やきもの」のまち瀬戸は、日本六古窯のひとつに数えられ、日本を代表する陶磁器の産地として日本の陶磁器業界を牽引してきた。良質な土と長年受け継がれてきた職人技は、器だけでなく人々の心を豊かにする置物や人形といったノベルティを生み出し、現代では工業用のマテリアル「ファインセラミック」へと形を変え、人々の暮らしに貢献してきた。

 「瀬戸焼ブランド発表会 made in Seto」は、瀬戸の歴史をたどる源流の展示をはじめ、キュレーターやバイヤーがセレクトした瀬戸焼商品を紹介。崎陽軒の醤油入れや乳ばちといった身近にある陶器はもちろん、各分野で活躍するデザイナーやアーティストとコラボレーションした加湿器や花器といった「新しい瀬戸焼」を展示している。

 プロデューサーを務める株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所の赤池学氏は「日本国内の様々なやきものは瀬戸焼から分派していったと言っても過言ではなく、用途もテーブルウェアから工業製品まで広がりを見せている。made in Setoは若い世代にその歴史と、現代のアーティストやデザイナーとコラボレーションしたときにどのような進化をみせるのかを伝えるためのイベントです」と語った。

■イベント情報
・瀬戸焼ブランド発表会 made in Seto
会期:2014年12月2日(火)〜12月3日(水)
会場:スパイラルガーデン
住所:東京都港区南青山5-6-23
(c)MODE PRESS