【12月2日 AFP】ドイツ北部ハンブルク(Hamburg)近郊にある郵便物の配送センターで1日、封筒からこぼれたクリスマス用ビスケットのための粉砂糖によって、生物テロを疑う騒ぎが起きた。

 現地ピンネベルク(Pinneberg)の警察によると、配送センターの職員が白い粉を見つけ、1人がかゆみを訴えていると通報があった。警察や医療関係者、消防隊が、化学兵器または生物兵器による危険なテロを想定し、完全装備の防護服を着用して配送センターへ急行した。だが、検査の結果、粉には危険性がないことが速やかに明らかになった。

 さらに検査した結果、粉の正体は手作りのバニラ風味の粉砂糖で、クリスマス伝統のビスケットを焼こうとしている母親宛てに、40代の女性が郵便で送ったものだった。(c)AFP