【11月29日 AFP】テニス、インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(International Premier Tennis LeagueIPTL)が28日、フィリピンで開幕し、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)、アナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)らスター選手が出場した。

 IPTLはフィリピンに続き、シンガポール、インド、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)と計4か所で行われる。選手たちはチームごとに、6ゲーム先取の1セットマッチを5試合行う。

 最初に行われたマイクロマックス・インディアン・エーシーズ(Micromax Indian Aces)対DBSシンガポール・スラマーズ(DBS Singapore Slammers)では、イワノビッチが6-0でダニエラ・ハンチュコバ(Daniela Hantuchova、スロバキア)を下し、エーシーズに勝利をもたらした。

 わずか15分で収めた白星について、イワノビッチは「想像するのがなかなか難しい」とコメントし、「長年既存のルールで試合をしてきたから、新しいルールは本当に難しいわ」とした。

 ポイント間にはわずか20秒の猶予しか与えられず、両選手が5-5になった場合は、制限時間内にどちらが多くポイントを獲得できるかという、延長戦にもつれ込む。

 また、サーブレシーブ側の選手には、1セットに一度「ハピネスパワーポイント」が与えられ、次のポイントが2倍にカウントされる。

 全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)覇者のマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は、マレーとの対戦を終え、試合の短さはIPTLの「最重要事項」だとコメントした。

「試合をひっくり返すことが可能だし、もっと面白くなると思う」

 UAEロイヤルズ(UAE Royals)のチリッチは、6-5でマニラ・マーベリックス(Manila Mavericks)のマレーを下している。