【11月28日 AFP】英食品基準庁(Food Standards AgencyFSA)は27日、英国で販売されている鶏肉のうち約70%から食中毒の原因となるカンピロバクター菌が検出されたとして、小売業者らに改善を求めた。

 FSAが、冷蔵された丸鶏を対象に6か月かけて行った調査では、最高レベルのカンピロバクター菌汚染が全体の18%で確認された。

 また、大手スーパーマーケットで同細菌を減らすための業界基準を満たしていたところは一つもなかったという。カンピロバクター菌は加熱されることによって死滅するが、英国では毎年28万人がこの菌によって食中毒となっている。(c)AFP