【11月28日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は27日、MFのジャック・ウィルシャー(Jack Wilshere)が負傷した左足首の手術を受け、3か月離脱することを発表した。

 イングランド代表にも選出されている22歳のウィルシャーは、22日に行われたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦でパディ・マクネア(Paddy McNair)のタックルを受け、足首のじん帯を痛めた。

 クラブは公式ウェブサイトに声明を掲載し、「ウィルシャーは足首の手術を受け、3か月離脱することが決まった」と発表した。

 「専門家による診断の結果、ウィルシャーは足首の手術が必要だと判明した。手術は27日午後にロンドン(London)市内で行われ、無事に成功した」

 ウィルシャーは以前にも足首を疲労骨折し、その際は2011-12シーズンの全休を余儀なくされた。しかし、今回痛めたのはそのときと逆の左足首になる。

 これでウィルシャーは3月上旬までチームを離れることが決まり、すでに負傷者が続出しているアーセナルで、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督にとってはまたひとつ頭の痛い問題が増えた形となった。

 チームでは、右SBのマテュー・ドゥビュシー(Mathieu Debuchy)と司令塔のメスト・エジル(Mesut Ozil)が長期離脱しており、さらにこの1週間でGKヴォイチェフ・シュチェスニー(Wojciech Szczesny)、ミケル・アルテタ(Mikel Arteta)、ダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)が故障者の仲間入りをした。

 シュチェスニーはユナイテッド戦で腰を負傷。アルテタは26日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦でふくらはぎを痛め、ベンゲル監督が試合後、「非常に深刻」なように見えたと話している。

 ウェルベックは、太ももの張りを訴えてドルトムント戦を回避した。

 アーセナルでは、FWのオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)とCBのローラン・コシールニー(Laurent Koscielny)が長期離脱から戻ったが、膝の重傷を負ったサイドアタッカーのセオ・ウォルコット(Theo Walcott)は、現在はそ径部の痛みのため復帰が遅れている。(c)AFP