【11月27日 AFP】米ミズーリ(Missouri)州ファーガソン(Ferguson)で黒人青年を射殺した白人警官を不起訴とした大陪審の判断に抗議するため、米国の多くの著名人らが、同国で最も多くの買い物客で賑わう日の一つである28日の「ブラックフライデー(Black Friday)」のボイコットを呼び掛けている。

「#NotOneDime(びた一文払うな)」、「#BlackoutBlackFriday(ブラックフライデーを中止せよ)」のハッシュタグの下で行われているツイッター(Twitter)上での呼び掛けには、ヒップホップ界の大物ラッセル・シモンズ(Russell Simmons)さんなど多数の著名人らが賛同している。

 ドラマ「バンパイア・ダイアリーズ (The Vampire Diaries)」への出演で知られる女優のキャット・グラハム(Kat Graham)さんは、「私たちには自分の国を変える力がある。@UnitedBlackoutと共に#BlackoutBlackFridayに立ち上がろう」とツイートした。

 このほか、俳優のジェシー・ウィリアムズ(Jesse Williams)さんもこの活動を支持し、著名なジャーナリストのソルダッド・オブライエン(Soledad O'Brien)さんも「#NotOneDime」のハッシュタグが付いた投稿をリツイート(再投稿)している。

 米国では例年、感謝祭翌日の「ブラックフライデー」に商品が大幅に値下げされ、小売店は大勢の買い物客で賑わう。

 ボイコットの呼び掛けでは、警官の蛮行をはじめとした米国内での「信じ難い」人権侵害に抗議するため、この日に買い物をしないことを訴えている。(c)AFP