【11月27日 AFP】ベネズエラ北西部ララ(Lara)州にあるウリバナ(Uribana)刑務所で26日、収監環境の改善を求めてハンガーストライキを行っていた受刑者のうち少なくとも17人が薬物中毒で死亡した。警察情報筋がAFPに明らかにした。

 匿名で取材に応じた複数の警察関係者によると、ウリバナ刑務所では、待遇が非人道的で看守らによって人権が侵害されていると主張する受刑者たちが、25日からハンストを行っていた。

 刑務所職員によれば、死亡した受刑者らは処方薬を服用した後に中毒症状を起こしたという。薬を服用した具体的な経緯は今のところ分かっていない。

 刑務所環境を監視するベネズエラの非政府組織は、これとは別にマラカイ(Maracay)の施設でも4人の受刑者が死亡したと報告している。(c)AFP