【11月27日 AFP】米北東部で、多くの人々が移動する感謝祭の週末を直前に控えた26日、冬の嵐がもたらした雨や雪のため4000便以上で欠航・遅延などの影響が出た。

 米国立測候所(National Weather ServiceNWS)によると、日中は雨となったボストン(Boston)、フィラデルフィア(Philadelphia)、ニューヨーク(New York)、首都ワシントン(Washington D.C.)では、同日夜には降雪が予想されている。

 降雪量は数センチにとどまるとみられているが、NWSはこの週末、南はサウスカロライナ(South Carolina)州から北はニューイングランド(New England)地方まで、東海岸では交通機関に「大混乱」が生じると予想している。

 全米自動車協会(American Automobile AssociationAAA)によると、今週末に車などで80キロ以上の距離を移動する人は4630万人に上ると見込まれており、悪天候で高速道路の利用にも大きな問題が発生すると懸念されている。

 北東部では26日午後遅くまでに671便が欠航となり、3467便に遅れが出た。影響が最も大きかったのは、ペンシルベニア(Pennsylvania)州のフィラデルフィア国際空港(Philadelphia International Airport)、ニュージャージー(New Jersey)州のニューアーク空港(Newark Airport)、ニューヨーク(New York)州のラガーディア空港(LaGuardia Airport)だった。(c)AFP