【11月27日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)は26日、グループリーグ第5節の試合が各地で行われ、グループAのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は4-0でオリンピアコス(Olympiacos)を下し、決勝トーナメント進出を決めた。

 スペイン王者のアトレティコは、マリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)のハットトリックの活躍で16強入りを果たした。

 昨季大会(UEFA Champions League 2013-14)で準優勝のアトレティコは、素早い立ち上がりが奏功し、元所属選手のGKロベルト(Roberto Jimenez Gago)のお粗末なクリアから最後はニアポストでラウル・ガルシア(Raul Garcia)がシュートを蹴り込んだ。

 敗戦を喫した第1節のオリンピアコス戦で鼻を骨折していたマンジュキッチだったが、この日ははるかに楽しめる一夜となり、前半38分にクリスティアン・アンサルディ(Cristian Ansaldi)の低いクロスをアルベルト・ボティア(Alberto Botia)がクリアし損ねたボールを押し込み、自身最初の得点を挙げた。

 さらにマンジュッキチは、後半の17分と20分に力強いヘディングシュートを決め、ハットトリックを達成した。

 この日行われた試合でユベントス(Juventus)が敵地でマルメFF(Malmo FF)に勝利したため、2週間後に行われるアウェーのユベントス戦で、2点差以上をつけられて敗れなければ、アトレティコのグループ首位通過が決まる。

 アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は「まだまだかなり厳しいということは分かっている。(第1節の結果を受けて)われわれがこの順位にいることは誰も想像していなかっただろう。4連勝でグループ首位に立つ可能性を残した選手たちの努力に感謝する」とコメントしている。(c)AFP/Kieran CANNING