【11月25日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は24日、「大統領自由勲章」の授与式で、妻のミシェル(Michelle)夫人とは別の女性に対する愛を告白し、「彼女(ミシェル)も絶対に理解してくれるだろう」と述べた──その女性とは、米女優のメリル・ストリープ(Meryl Streep)さんだ。

「これまでも公言してきた。私がメリル・ストリープを愛しているということを。彼女を愛している。彼女の夫は、私が彼女を愛していると知っている。ミシェルも、私が彼女を愛していると知っている。彼らはこの思いをどうすることもできない」

 同日、オバマ大統領から米国の文民最高位の勲章を授与されたのは、映画『愛と哀しみの果て(Out of Africa)』に出演したストリープさんのほか、ミュージシャンのスティービー・ワンダー(Stevie Wonder)さん、チリ系米国人作家のイサベル・アジェンデ(Isabel Allende)氏、ジャーナリストのトム・ブロコウ(Tom Brokaw)氏、作曲家のスティーブン・ソンドハイム(Stephen Sondheim)氏など計18人。

 オバマ大統領は、笑顔でストリープさんに惜しみない称賛の言葉をかけ、ストリープさんの「役になりきる力」や音楽的な才能に賛辞を贈り、どんな訛りにも対応できる能力は見事だと述べた。

 映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(The Iron Lady)』で演じたサッチャー元英首相の役で2012年のアカデミー賞(Academy Awards)を受賞したストリープさん。1980年に映画『クレイマー、クレイマー(Kramer vs. Kramer)』で初めてアカデミー助演女優賞を受賞し、『ソフィーの選択(Sophie's Choice)』で1983年には同主演女優賞を受賞している。(c)AFP