【11月22日 AFP】メキシコ東部の小さな自治体の銀行口座にハッカーが侵入して50万ドル(約5900万円)以上を盗み出し、この自治体は一文無しになった。当局者が21日、明らかにした。

 事件は今月11日に起きた。人口約2万6000人のウルスロ・ガルバン(Ursulo Galvan)当局がスペイン最大手のサンタンデール銀行(Banco Santander)メキシコ支店に開設していた6つの口座から、33件の送金がなされたのだ。

 首長のセサール・ドミンゲス(Cesar Dominguez)氏はAFPに対し、「はっきり言うと、一文無しにされてしまった」と語った。 ウルスロ・ガルバン当局は銀行のセキュリティーシステムに問題があったとしている。銀行側のコメントも得ようとしたが、担当者に連絡がつかなかった。(c)AFP