【11月22日 AFP】14-15フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第5戦、エリック・ボンパール杯(Trophee Eric Bompard 2014)は21日、仏ボルドー(Bordeaux)で男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、町田樹(Tatsuki Machida)は88.70点で2位につけた。

 開幕戦のスケート・アメリカ(Skate America 2014)を制した町田だが、この日は『ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー(Fantasy for Violin and Orchestra)』に乗せた演技の後半で、3回転ルッツにミスが出てしまった。

 首位発進したのは、ソチ冬季五輪で銅メダルを獲得したデニス・テン(Denis Ten、カザフスタン)。21歳のテンは、冒頭の4回転トーループを鮮やかに決めると、その他のエレメンツもミスなくまとめ、『カルーソー(Caruso)』に合わせたSPで91.78点の高得点をマークした。

 カザフスタン出身の選手として冬季五輪で初めてメダリストになったテンは、ソチ五輪後に休養を取っており、「スケート・アメリカには十分な準備をする時間がなかった」と明かし、「今大会が、今シーズンのチェックポイントだと考えるようにしている」とコメントした。

 テンに3.08点差をつけられた町田は、演技後半に「疲れ」が出たことを認めており、ロシアのベテランであるコンスタンチン・メンショフ(Konstantin Menshov)が、87.47点で3位に入っている。(c)AFP