【11月21日 AFP】フランス・リール(Lille)で行われる男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2014)決勝のフランス戦に、腰の負傷を抱えるスイスのロジャー・フェデラー(Roger Federer)が出場することが決まった。

 英ロンドン(London)で負傷したため出場が危ぶまれていたフェデラーは、スイスチームにとっての懸案事項となっていたが、21日に行われるシングルスの第2試合でガエル・モンフィス(Gael Monfils)と対戦することが明らかになった。

 フェデラーは、15日に行われたATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2014)準決勝のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)戦で負傷し、翌日のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との決勝を棄権していた。

 決勝が行われるサッカースタジアムのスタッド・ピエール・モーロワ(Stade Pierre Mauroy)に特別に敷設されたクレーコートで、17日と18日の練習を欠場していたフェデラーだったが、19日午後には短い練習を行い、20日に対戦組み合わせ抽選の前にも同じく短めの練習に臨んだ。

 しかしながら、デビスカップの規則として、医師による負傷の診断があれば試合開始の1時間前までは選手を交代することが可能なため、フェデラーが欠場する可能性もある。

 それでも、20日の午前中の練習で痛がる素振りをみせなかったフェデラーの様子は、大会通算45試合目となる試合に臨むことが見込まれる兆候といえる。