【11月20日 AFP】サッカー日本代表は、9月9日に横浜で行われた国際親善試合でベネズエラが出場資格のない選手を起用したことで、3-0の勝利を与えられた。

 その数日前に行われた韓国との親善試合で、レッドカードを受けていたベネズエラのホセ・サロモン・ロンドン(Jose Salomon Rondon)が日本戦に出場したため、国際サッカー連盟(FIFA)は公式ウェブサイト上で、2-2で終わった試合結果を変更した。

 日本の得点を決めた武藤嘉紀(Yoshinori Muto)と柴崎岳(Gaku Shibasaki)のゴールは、有効となる。

 日本サッカー協会(JFA)の原博実(Hiromi Hara)専務理事は報道陣に対し、「こちらに不利益は生じないとFIFAから聞いている。ベネズエラに対する罰であって、日本の出場記録や得点者はそのまま」とコメントした。

 この変更は、就任後の滑り出しが不調だったハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)監督にとってボーナスとなり、通算戦績は4勝2敗となった。

 アルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)前監督の下、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で簡単に敗退を喫した日本は、アギーレ監督の指揮下で人目を引くことはなかったが、このインターナショナルマッチウイーク中に、ホンジュラスに6-0、オーストラリアに2-1で勝利していた。

 日本は、来年1月にオーストラリアで開催される第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)で連覇を目指す。(c)AFP