【11月19日 AFP】英オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)の辞典部門は18日、電子たばこを吸う行為を指す「Vape(ベープ、ベーピング)」を今年の言葉に選出した。次点には「Bae(バエ/ベィ)」や「Contactless(コンタクトレス)」が入った。

 オックスフォード英語辞典(Oxford English DictionaryOED)などを出版するオックスフォード大学出版局のジュディ・ピアソル(Judy Pearsall)編集主任は、「『Vape』という言葉は一般的に使われるようになった」とし、その頻度は2013年から倍増していると説明した。

「Vape」は、電子たばこから出る煙を吸ったり吐いたりする動詞として用いることができるが、電子たばこそのものを意味する名詞としても使われている。

 電子たばこは約10年前に生産が始まったばかりだが、「Vape」という言葉が初めて登場したのは、1983年の雑誌に掲載された論文のなかと考えられている。

 次点の「Contactless」は、小売店や公共交通機関での特殊チップが埋め込まれたカードによる支払い方法が増加していることを反映してリストに加えられた。

 オックスフォード英語辞典編集部では、ヒップホップやR&Bのスターたちが使用する言葉で、同じく次点の「Bae」を、「恋人への愛情を示す言葉」と定義している。この言葉は「Babe/Baby(ベイブ/ベビー)」に由来しているとされる。(c)AFP