【11月16日 AFP】ギリシャサッカー連盟(HFF)は15日、同国代表を率いるクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督の解任を発表した。

 ギリシャ代表は前日、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)の予選で格下のフェロー諸島に0-1で敗れていた。連盟が出した声明によれば、ラニエリ監督は18日に行われるセルビア戦までは指揮を執り、その後に帰国する。

 欧州選手権を制した経験もあるギリシャは、フェロー諸島に屈辱的な敗戦を喫したことでグループFの最下位に転落し、2016年にフランスで行われる本大会の出場へ向け、厳しい戦いが続いている。

 声明によれば、ラニエリ監督の退陣はヨルゴス・サリス(Giorgos Sarris)会長との話し合いによって「穏便に」決まったという。

 声明ではさらに、フェロー諸島戦の敗戦を受けて、「契約を解除する以外に選択肢はなかった」と述べられている。

 連盟は、ラニエリ監督の後任はすでに決まっているとのうわさを否定し、新監督を選ぶ「時間はたっぷりある」と述べた。欧州選手権予選の次節は来年3月に行われ、ギリシャはハンガリーと対戦する。

 ラニエリ監督は、ギリシャを史上初となるW杯の16強へ導いたフェルナンド・サントス(Fernando Santos)前監督がブラジル大会(2014 World Cup)をもって退任した後、指揮官に就任したばかりだった。(c)AFP