【11月16日 Relaxnews】対象50か国に対するイメージや評判を測定して順位を決める「アンホルトGfKローパー国家ブランド指数(Anholt-GfK Roper Nation Brands Index)」ランキングでドイツが今年、5年ぶりに1位に返り咲いた。2009年以降、この格付けでは米国がトップを維持していた。

 ポリシーアドバイザーのサイモン・アンホルト(Simon Anholt)氏が考案し、米国の調査会社GfKが同氏と共同で毎年実施している国家ブランド評価は、対象国の「文化」、「国民性」、「観光」、「輸出」、「統治」、「移住・投資」の6つの側面に関する質問への回答をまとめ、各国の順位を決定するもの。今年は20か国の2万125人が、インターネットを通じた調査に応じた。

 米国は、創造性や現代文化、教育機関など分野では依然として最高点を獲得したものの、世界平和と安全保障における役割については、対象国中19位と低い評価に終わった。一方、ドイツは「スポーツに関する優れた能力」の分野で高評価を得たことが、総合1位につながった。

 アンホルト氏は声明で、「W杯ドイツ大会の開催で示したスポーツ分野での高い能力に加え、ドイツは堅調な経済と安定した政権運営で欧州のリーダーとしての地位を固めたことにより、高い評価を得たようだ」と述べている。

 ドイツはまた、公正かつ有能な政府、投資環境、社会的平等の分野でも高い点を得た。

■国家ブランド指数の上位10か国は、以下のとおり。

1位 ドイツ
2位 米国
3位 英国
4位 フランス
5位 カナダ
6位 日本
7位 イタリア
8位 スイス
9位 オーストラリア
10位 スウェーデン

(c)Relaxnews/AFPBB News