【11月13日 AFP】欧州宇宙機関(ESA)の彗星(すいせい)周回探査機「ロゼッタ(Rosetta)」から切り離され彗星に着陸しながら、彗星表面への固定に失敗した実験用着陸機「フィラエ(Philae)」について、フランス国立宇宙研究センター(CNES)のロゼッタ計画の責任者は13日、順調に作動しているとの見解を示した。

 仏南部トゥールーズ(Toulouse)の地上管制センターからAFPの電話取材に応じたCNESのフィリップ・ゴードン(Philippe Gaudon)氏は、「フィラエは順調に作動している。バッテリーも駆動しており電力を供給している」と述べた上で、フィラエが送信した画像から、同機は彗星表面の「急な斜面」にとどまっているようだと語った。(c)AFP