【11月10日 AFP】ナイジェリア北東部の学校で10日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の犯行とみられる自爆攻撃があり、少なくとも生徒47人が死亡、79人が負傷した。警察当局が発表した。

 同国北東部ヨベ(Yobe)州最大の商業都市ポティスクム(Potiskum)にある理系の国営男子中等教育学校で、朝礼のために生徒が集まっていたところ、午前7時50分(日本時間午後3時50分)に爆発が起きた。教師の1人は「多くの生徒が被害を受けたと思うが、現在100メートル離れた病院へ生徒を避難させている最中で、負傷者の数はつかめていない」と話した。目撃者によれば、現場周辺にはたくさんの靴が散乱し、血だまりができているという。

 犯行声明は出されていないが、周辺地域ではボコ・ハラムが多くの襲撃事件を起こしており、「欧米式の教育」を行っている学校も標的としている。今年4月には北東部のボルノ(Borno)州の女子校から生徒219人が拉致され、いまだ解放されていない。(c)AFP