【11月4日 AFP】韓国の現代(ヒュンダイ)自動車(Hyundai Motor)と起亜自動車(Kia Motors)は3日、米国内で販売した2012、13年モデル自動車の燃費性能を誇大表示していた問題をめぐり、米当局との和解のため1億ドル(約114億円)の制裁金を支払うことで合意した。

 米司法省によると、制定から40年以上となる大気浄化法 (Clean Air Act)に基づいて科された民事制裁金としては史上最高額となる。問題とされたのは約120万台の販売で、これら自動車の多くは、表示されている燃費性能を1ガロン当たり1~2マイル減らす必要がある。

 エリック・ホルダー(Eric Holder)司法長官は記者会見で、現代と起亜は温室効果ガス排出基準を満たしていると見せかけるため、性能に関する正しい結果を反映しないような方法でデータ抽出や試験結果を操作し、実際よりも燃費性能の数字を高く、温室効果ガス排出量を少なく計算していたと説明した。(c)AFP/Kerry SHERIDAN