【11月1日 AFP】競馬のブリーダーズカップ・ワールド・チャンピオンシップ(Breeders' Cup World Throughbred Championships 2014)は31日、米カリフォルニア(California)州のサンタアニタパーク競馬場(Santa Anita Park Racetrack)で開幕し、ディスタフ(ダート1800メートル)ではロージー・ナプラヴニク(Rosie Napravnik)騎手騎乗のアンタパブル(Untapable)が優勝した。

 2着にはドントテルソフィア(Don't Tell Sophia)、3着にはイオタパ(Iotapa)が入った。

 ブリーダーズカップ初日に行われた賞金200万ドル(約2億2000万円)のレースを制し、喜びを爆発させたナプラヴニク騎手は、表彰式で自身の妊娠と11月2日に現役を引退すると発表し、周囲を驚かせた。

 女性騎手としてはジュリー・クローン(Julie Krone)さん以来となるブリーダーズカップのタイトルを獲得したナプラヴニク騎手は、「妊娠が判明したときから、私は引退を考えていました」と語っている。

 ナプラヴニク騎手はこの日、タピチャー(Tapiture)に騎乗してダートマイル(ダート1600メートル)にも出走し、優勝したゴールデンセンツ(Goldencents)に次ぐ2着に入った。

 また、ナプラヴニク騎手は11月1日に予定されている9レース中4レースに出走を予定しており、「できれば今日と同じように良い騎乗をしたい」と語った。

 同日に行われたそのほかのレースでは、ジュヴェナイルターフ(芝1600メートル)でフランキー・デットーリ(Frankie Dettori)騎手が騎乗するフーテナニー(Hootenanny)が優勝した。

 そしてジュヴェナイルフィリーズターフ(芝1600メートル)は、イラド・オルティス(Irad Ortiz Jr.)騎手騎乗のレディーイーライ(Lady Eli)が制している。(c)AFP