【11月1日 AFP】ハンガリーの動物保護施設にとってハロウィーンの日に重要なのは、カボチャや魔女、幽霊ではなく、悪魔崇拝者たちの手から黒猫を守ることだ。

 首都ブダペスト(Budapest)にある動物愛護団体、ノアズ・アーク・ファウンデーション(Noah's Ark Foundation、ノアの方舟基金)のキンガ・シュナイダー(Kinga Schneider)氏はAFPの取材に対し、「残念なことに、ハンガリーではハロウィーンの時期になると、降霊会やいけにえを捧げる儀式を開くためにネコを欲しがる悪魔崇拝者たちが、ネコを確保しようとするのです」と語った。

 毎年10月になると施設には、里親を募集中の黒猫はいないかとの問い合わせが急増するという。だが、10月中旬からの約1か月間はネコの里親探しをしていないと告げると、その期間を過ぎた後に同じ人物が電話をかけ直してくることはないという。(c)AFP