【10月31日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)で主将を務めるフィリップ・ラーム(Philipp Lahm)が、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との対戦を週末に控え、リーグ4連敗中であることを受けても、同チームが脅威であることに変わりはないと話した。

 過去2シーズン、バイエルンに次ぐリーグ2位の座を堅持してきたドルトムントだが、今季はここまで9試合でわずか2勝しか挙げておらず、リーグ15位と低迷している。

 一方のバイエルンは、ここまで無敗で首位に立っており、2位以下に勝ち点4を離すと、ドルトムントには同14差をつけている。

 欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)では、それぞれのグループ首位に立っている両チームだが、ラームは、4月に行われた昨季のリーグ戦でバイエルンを相手に3-0の快勝を収めたドルトムントを警戒している。

「ここ数年でタイトルを争ってきたチーム同士の対戦だ。ドルトムントは、チャンピオンズリーグで全勝し、本当の実力を見せつけた」

「彼らは本物の脅威だ」

 バイエルンは、5月に行われたドイツカップ(German Cup 2013-14)決勝で、ドルトムントを2-0で下した。しかし、リーグ戦という意味で言えば、最後に勝利したのはドルトムントということになる。

 ドルトムントの主将マッツ・フンメルス(Mats Hummels)は、バイエルン戦を「かみ応えのあるタスク」と表現した。

「自分に自信を与えてくれる試合を1つ挙げるとしたら、それはバイエルン戦だ」

 ベテランのセバスチャン・ケール(Sebastian Kehl)も、リーグ戦ここ6試合で4得点しか挙げられていないドルトムントが、敵地で白星を挙げることに自信をみせた。

「バイエルン戦では、いつも見ごたえのある試合をしてきた。コンパクトにプレーして、少しの運さえあれば、それが再び実現できると思う」

「何より大事なのは、リーグ戦で何としても得点するという気持ちだ」

(c)AFP